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八郎湖での地域ネットワークづくり支援
 EPO東北は、八郎湖の環境保全に取り組む団体の意見交換・交流の場づくりの支援を行ってきました。

 これまでに開催された、地域住民主体の「八郎湖の再生を考える集い」につきましては以下をご覧ください。
   2008/3/23 第1回八郎湖の再生を考える集い
2009/2/15 第2回八朗湖の再生を考える集い〜八郎湖再生のために、今私たちに何ができるのか〜
  報告書web版(PDF形式 2.4Mb)報告書web版(PDF形式 2.8Mb)
2009/11/23 第3回八郎湖の再生を考える集い
報告書web版(PDF形式 2.4Mb)
 
 八郎湖の再生を考える集い実行委員会は、今後、連携交流の更なる強化に向けて、八郎湖について継続した活動を行いたいと考えています。そのために今後の会のあり方について話し合いの場を持ち、地域活性化を目指す他地域の取り組みについての勉強会も開催しました。

 勉強会は岩手県盛岡市の御所湖で行われ、御所湖の清流を守る会会長の高橋金兵衛氏とNPO法人北上川流域連携交流会理事長である軍司俊道氏にこれまで地域と歩んできた歴史と、御所湖における交流連携についてお話し頂き、どのようにして地域が活性化してきたのかについて学びました。

 今後については、どのような形で活動していくのが最もふさわしく、無理なく続けられるのか等を考え、八郎湖の再生を考える集い実行委員会は「環八郎湖市民ネットワーク」として継続して活動していくことになりました。形は変わっても八郎湖に対する思いは変わらず、地域ぐるみで活動していくことを目指しておりますので会の活動に関心のある団体、個人の方はぜひご参加頂ければと思います。またこれまで応援して頂いたみなさまには引き続き温かく見守っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。



2009/11/23 第3回八郎湖の再生を考える集い
日時:2009年11月23日(月)10:00〜15:00
会場:八郎潟町農村環境改善センター
主催:「第3回八郎湖の再生を考える集い」実行委員会、東北地方環境事務所
開催趣旨
 この集いは、私たち八郎湖流域の自然再生活動を行っている団体が、「水が濁り、潟の魚が減っている八郎湖をなんとかしなければいけない」と、熱い想いを持ち寄り始めたものです。
 「私たちは今なにができるのか?」という問いかけから始まったこの集いですが、最近では、個々の活動が活発になっただけではなく、団体間の連携も創出されました。
 この新しい流れに乗せ、とにかく八郎湖を多くの人に肌で感じてもらい、わがみずうみとして考えるきっかけとなるよう、私たちの仲間になってもらえるよう、「楽しい!おいしい!」企画をご用意しました。
開催内容
<午前の部>
 1. 湖をきれいにしよう!
  ・「さかな」コース
  ・「すみ」コース
<午後の部>
 2. 八郎湖の恵みを味わおう!
  ・無料試食会
  ・八郎湖ゆかりの品の販売
  ・団体の活動を体験
  ・団体の活動をパネルで展示
 3. 八郎湖の再生を考えよう!
  ・実行委員長あいさつ
  ・八郎潟町長あいさつ
  ・「八郎湖への手紙」朗読会〜昔と今の湖の写真を背景にして〜
  ・「八郎湖再生新時代」秋田県立大学 谷口吉光教授
  ・主催者あいさつ 東北地方環境事務所


 今回の集いのテーマは、「八郎湖の魅力を味わう」ことや「八郎湖の豊かさを知ってもらいファンを増やす」などです。そのため参加者に実際に体験してもらうことをメインとした集いになりました。

 午前中は参加者が「さかな」コースと「すみ」コースの2つのコースに分かれ、八郎湖をきれいにするためにどのような活動を行っているのかを体験しながら学びました。時折雨が降ってきましたが、参加者の皆さまは熱心に説明を聞いて手際良く作業を行っていました。

 午後の会場は地域の方が愛用している施設、八郎潟町農村環境改善センターでした。お昼は無料試食会「八郎湖の恵みを味わおう!」でだまこ鍋やブラックバスのフライが入った干拓バーガーなどが参加者に振る舞われました。お子様からご年配の方まで、みなさま「すごく美味しい!」「こんなに美味しいとは思わなかった」と感想を述べていました。

 その後、「八郎湖への手紙」朗読会と秋田県立大学の谷口吉光先生によるお話「八郎湖再生新時代」がありました。朗読会では発表者のバックに八郎湖のさまざまな写真が映され、地域の方は感慨深げに朗読に聞き入っていました。谷口先生のお話では八郎湖の現状及びこれからについてと、これまでの実行委員の活動やいくつかの団体の取り組みが紹介されました。自分達の知らないところでこんなに熱い思いを抱いてがんばっている人がいるということに驚いた方もいらっしゃったようです。最後は八郎湖ゆかりの品プレゼント抽選会があり、会場は大いに盛り上がったまま終了となりました。

■集いを終えて
 今回も実行委員の方達の力が結集され、とても充実した内容の集いとなりました。体験型のプログラムであったこと、料理を振る舞ったこと、手紙の朗読および講演、これらすべてが一般参加者の方達の心に強く響いたのではないかと思います。

 参加者の方に感想を伺ったところ、八郎潟町に住んでいる女性からは「この会に参加して住民と活動団体の方との温度差をどういう風に縮めていったらいいのか考えていました。家族や友達など1人でも多くの人においしかったよ、楽しかったよと伝えることが一番の近道なのではないかと思いました。今日はこういう催し物をこの町でやってもらって本当にありがとうございます。」という感想を頂きました。多くの言葉を用いて説得するよりも実際に体験し、五感で感じてもらう方がスムーズに理解を得られるとても良い例だったのではないでしょうか。そして、実行委員ひとりひとりの八郎湖の自然再生を願う強い気持ちが集い成功の一番の理由なのではないかと思いました。

 


2009/2/15 第2回八朗湖の再生を考える集い〜八郎湖再生のために、今私たちに何ができるのか〜
日時:2009年2月15日(日)11:00〜15:00
会場:秋田県農業研修センター
主催:「八朗湖の再生を考える集い」実行委員会、東北地方環境事務所

昨年に引き続き、第2回目の集いが開催されました。この1年を振り返りながら、どのような再生活動が行われたのか、何が変わったのか、水質は本当に良くなったのかなど、参加者みんなで考える会が開かれました。

◇ブース展示
 11:00〜13:00は、団体ごとに活動内容をまとめてブース展示を行いました。16のブースがあり、それぞれ特色を活かして趣向を凝らした展示内容となっていました。パネルをはじめ、水槽で八郎湖の魚を紹介したり、せっけんによる洗浄効果の実演があったり、いろいろな交流もあったようです。

◇全体会
 13時からはホールで全体会が行なわれ、秋田県の八郎湖環境対策室から八郎湖の水質について概要の説明がありました。最近のデータによると、水質悪化に歯止めがかかってきており、良くなっている兆しがみられるということでした。

(活動発表)
・大潟の自然を愛する会
 自然観察や自然保護、子どもたちに自然の大切さを伝える活動を行っています。ハスの植栽や有機栽培ほ場での田んぼの生き物観察、環境学習会など、様々な活動の様子が紹介されました。

・潟船保存会
 八郎潟の漁業で使われていた潟船や用具などを収集保存して、地域の貴重な文化遺産を残す活動をされています。木造の潟舟を八郎湖に浮かべたいという想いから、八郎湖の水質問題に関心をもち、湖岸にヨシやマコモなどを子どもたちと植栽なども行なっているそうです。昨年度は、水大賞も受賞したということでした。

・草木谷を守る会
 明治時代の農村指導者、石川理紀之助ゆかりの地である「草木谷」で休耕田を再生させ、環境学習に取り組んでいます。草木谷にカツラの木を植えたり、田んぼの学校ということで、田植え、草取り、稲刈り、脱穀といった田んぼの作業は子どもたちと共同で実施しているそうです。

・ポルダー大潟野菜グループ・(株)北勢工業
 秋田県から依頼があり、平成16年から魚粉堆肥に取り組んでいます。平成17年に3種類の野菜で試験を始め、様々な実証実験を行い、データ収集しているそうです。魚単体の肥料は窒素分が高く、秋になって成長が良くなる緩効ということでした。様々な失敗や苦労もある中、「八郎湖の元気が出る野菜」として付加価値をつけ、学校給食にも使われています。

・秋田淡水魚研究会
 八郎湖ではオオクチバス問題に取り組んでいます。オオクチバスの生態についての説明がありました。八郎湖には1983年に移入したそうです。八郎湖の生き物でにぎわう湖への回復を目指して、人口産卵床による卵の除去や、学習会や試食会も行なっています。

(総合討論)
 廃油リサイクルの会「八郎湖」の川崎幸江さん、木炭水質浄化研究会の小林信雄さん、環八郎湖の環境学習をすすめる会の菅原雅代さん、白神山水会の相馬喜久男さんの4名から、それぞれの活動に対する想いなどについて意見発表がありました。その後、会場からもいろいろな発言があり、意見交換の場となりました。


 


2008/3/23 八郎湖の再生を考える集い
日時:2008年3月23日(日)13:00〜17:00
場所:八郎潟ハイツ(秋田県潟上市)
 「八郎湖の再生を考える集い」実行委員会と東北地方環境事務所主催による、「八郎湖の再生を考える集い」に参加してきました。

 滋賀大学の佐野先生の基調講演では、八郎潟が里湖(さとうみ)として、コアマモの肥料藻利用など地元住民と多様なかかわりがあったことが紹介されました。村の共有財産であり、また神様のものであるという信仰の役割も大きかったことなど、興味深いお話でした。

 秋田県八郎湖環境対策室長の菅原氏からは、現在の八郎湖についての報告がされました。外来魚や大型のフナなど(水質を悪化させる)未利用魚の除去とその利用等の考えを話されました。
会場の八郎潟ハイツから見た八郎湖
 第4分科会の「多様な生きものと八郎湖」では、広葉樹の植林や、水辺に親しめる場所、ワカサギ・シラウオの産業や食文化についてなどの話題が出ました。今後の方向性として、具体的な組織での取り組みや再生のイメージの必要性、そして順応的な管理・モニタリングをやっていく必要があるというまとめになりました。

 会場には約150名の参加があり、4つの分科会でそれぞれたくさんの意見が出され、関心の高さを感じました。
 
 

 

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