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活動のご報告

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<活動協力>マレーシア サバ州STOP地球温暖化防止センター設立プロジェクト Vol.3/2016.8.3-11

2016.08.09 14:55

【マレーシア サバ州STOP地球温暖化防止センター設立事業について】
 一般社団法人あきた地球環境会議(CEEA)が地球環境基金の助成を受けて進める事業です。マレーシア共和国サバ州にて、民生家庭部門での加速度的な意識・行動変容の促進を目指しています。EPO東北は本事業の委員の一員として参画しています。
 今回のマレーシア出張中には地球温暖化防止活動推進センターの準備委員会および研修会が催される予定です。
 

■マレーシア出張レポートvol.3(1)「在コタキナバル領事事務所へ表敬訪問」
 松尾弘子所長と加藤邦彦二等書記官兼副領事に面会し、CEEAがコタキナバルで行ってきた3年間の事業と新たにスタートした事業の説明、そしてコタキナバルでの環境問題について意見交換を行いました。
 コタキナバルはインフラ整備が追いつかないスピードで都市開発計画が進んでおり、生活環境悪化が懸念されています。
 さまざまな環境課題を解決していくために、CEEAが今後行っていくゴミ分別事業をはじめ、エネルギーに関する環境負荷や気候変動など、一般市民の方々への啓発活動がますます重要になってくると考えます。
 
 

■マレーシア出張レポートvol.3(2)「サバ州環境局との打合せ」
 これから3年間で一般社団法人あきた地球環境会議(CEEA)が実施するサバ州温暖化防止活動推進センター設立事業の正式な合意に向けて、サバ州環境局との打合せを行いました。
 環境局の実務スタッフとは事業計画内容について合意が得られましたが、正式調印が行われるにはもう少し時間が必要なようです。これは、マレーシア連邦政府とサバ州政府の関係性に一因があります。気候変動対策については、マレーシア連邦政府が気候変動枠組み条約を批准し、気候変動国家政策を策定していることから、連邦政府の管轄する課題でもあります。そのため、サバ州政府機関である州環境局が事業計画に合意する際には、連邦政府の承認が必要な可能性があり、現在この点を州の司法長官に確認しているところです。
 また、本日の打合せでは、事業計画案の詳細な確認を行いました。先方からは単語レベルでの微妙なニュアンスの違いについても指摘があり、修正作業を行いました。海外事業の難しさが垣間見えましたが、州環境局の本事業実施への「本気」と「責任感」を感じられる会議でした。
 
 
(Report/Inoue)