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活動のご報告

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<EPO東北>協働取組の加速化事業 第2回連絡会(中間報告会)/2016.11.19

2016.12.09 15:15

 環境分野における協働取組を推進するために、協働のノウハウを明文化し全国でモデル事例を共有する目的で生まれた環境省事業が「地域活性化に向けた協働取組の加速化事業」です。
 東北ブロックにおいて、7月に事業がスタートしてから各プロジェクトはどのように変化したのかを確認する中間報告会を開催しました。

【第2回連絡会(中間報告会)】
日時:2016年11月19日(土)
会場:三瀬コミュニティセンター(山形県鶴岡市)
 
 会議に参加するメンバーに、本年度新規採択となったプロジェクトの現場を見てもらおうと、山形県鶴岡市で開催しました。前日には地元の協働関係者が参加する全体会が開催され、オブザーバー出席をさせていただきました。鶴岡市三瀬地区で取り組まれている木質バイオマスによる地域エネルギー自給自足の取組は、導入実証を進める部会、長期的な利用が可能かを検討する部会、そして一般家庭に知ってもらいたいと啓蒙活動に取り組む3つの部会がそれぞれ取組を進めています。導入実証に向けた調整の状況や、薪ボイラーを導入するとなると薪の保管場所は課題になることなど、各部会から進捗の報告がありました。1月末には市民向けの催事開催が予定されています。
 
 
 中間報告会では、プロジェクトの進捗はもちろん、スタート時から今までを振り返り、協働関係者の変容について報告してもらいました。円滑に進んだこと、思うような反応が得られず悩んでいることなど、課題はそれぞれ抱えています。意見交換の時間には、アドバイザリー委員と事務局から具体的な解決案や、物事を整理するためのフレームワークが示されました。協働関係者が『どんな関心ごとを持って関わっているのか』を整理すると、関心毎の共通項が見えてきます。他の地域ではこれを「関心ごとマップ」として文字化した事例があるそうです。さまざまな提案を基に、各採択団体には「宿題」が提示されて連絡会は閉会となりました。
 年が明けて2月には、全国で採択されたすべてのプロジェクト関係者が集う報告会が東京で開催されます。良い報告ができるよう、今後の取組にも期待したいと思います。
 
(Report/Suzuki)