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活動のご報告

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みちのく薪びとまつりキーパーソン会議を開催しました(11/12)

2022.03.01 11:11

 東日本大震災では再生可能エネルギーの利用が注目され、各地で薪ストーブの活躍事例が多く見られました。EPO東北では活動の活性化とネットワークづくりを目的に、東北各地で薪をテーマに活動する団体が相互交流を行う地域開催型交流会「みちのく薪びと祭り」を平成26年度から実施しています。
 
みちのく薪びとまつり 鳴子視察&キーパーソン会議
【開催日】2021年11月12日(金)
【会場】サスティナヴィレッジ鳴子、エコラの家(宮城県大崎市)
【参加】23名
【主催】EPO東北
【協力】NPO法人しんりん、鳴子温泉もりたびの会
 
 「目指せ、東北1週!」を目標に開催してきたみちのく薪びと祭りは、平成31年度(令和元年度)に東北1巡を達成しました。これまで車座の議論を通して学び合いの機会とゆるやかなネットワークを生み出してきましたが、感染症予防の観点から昨年度より開催を自粛しています。この機会に、これまでEPO東北と一緒に企画運営に携わってきたキーパーソンの皆さんと一緒に「みちのく薪びと祭り」の成果を改めて振り返り、今後の開催の在り方を検討する会議を開催しました。
宮城県大崎市鳴子地域では、森林資源を余すことなく活用してエネルギーの自立と地域経済の循環を目指す「VESTAプロジェクト」が誕生しています。メンバーの一人が関わっていることから現地を見学させていただき、木材のカスケード利用を進めながら持続可能な森づくりと循環型の地域の暮らしの実現を目指すプロジェクト構想についてお話しを伺いました。
意見交換では、みちのく薪びと祭りは自分たちの取組みの価値を新しい視座で学び直す機会であったこと、顔の見える関係性ができたなど、様々な意見が出されました。また、新たなステークホルダーとの連携が生まれるなど開催地域の主催団体にとっても波及効果があったことが共有されました。今後は新しい参加者を巻き込むこと、人材を掘り起こしながらネットワークをつないでいく視点が大事であると話し合われました。