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活動のご報告

活動のご報告

防災会議(9)展示ブースレポート/2015.3.14-18

2015.03.24 09:40

 2015年3月14日から18日にかけて宮城県仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されました。東日本大震災の被災地である仙台市で開催することは、被災地の復興を世界に発信するとともに、防災に関する日本の経験と知見を国際社会と共有することが期待されています。
 第3回国連防災世界会議についてはこちらをご覧ください
 本会議開催に合わせて、仙台市内の多くの会場で一般向けのパブリックフォーラムが開催されます。数多くあるイベントにEPO東北スタッフも参加してきましたので、その模様をご報告いたします。
 
 各テーマ館ではさまざまな展示を行っていました。
 「女性と防災」テーマ館となったエル・パーク仙台で目を引いたのが、桃の吊るし飾りです。東日本大震災では多くの行方不明者が未だ見つかっていません。早く見つかってほしいと願いを込めて、「1人1桃運動で作った吊るし桃」が作成されたそう。多くの来場者が足を止めていました。その隣では、津波から逃げる様子を描いた紙芝居の上演、被災者による手仕事作品の販売などが行われていました。

 仙台市内で目を引いたのは、真っ赤な「DATE BIKE」に乗って颯爽と走る外国人の皆さま。どこのサイクルポートでも自転車のレンタル・返却ができるレンタサイクルです。仙台市民にもまだまだ浸透していないのでは…?というDATE BIKE、海外からいらした皆さまは上手に活用していらっしゃったようです。
 

 仙台市市民会館のブース展示にも立ち寄りました。
 津波をはじめ、災害についてイラストに描いた子ども用のパズル、世界の災害と世界的な支援の輪を紹介する展示などがありました。フランスのブースでは、「Watch risk」というカードを配布していました。これはさまざまなリスクを知ってもらおうと作成されたもので、一般市民への普及啓発のために見やすいカードにまとめられているのだと聞いたことがあります。「Watch risk」の中には「Fukushima」の記述があり、大震災後の原発事故について書かれています。
 
 
 EPO東北のスタッフが持ち帰った、国連防災世界会議パブリック・フォーラムや各展示で配布されていたさまざまな資料は、EPO東北オフィスで自由に閲覧いただけます。関心のある方は近くまでおいでの際にぜひお立ち寄りください。
 
(Report/Suzuki)