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活動のご報告

活動のご報告

【みちのく薪びと祭りStage2 in福島⻄郷】を開催しました(11/15-11/16)

2026.01.15 17:20

EPO東北では、2014年(平成26年)より、森林エネルギーに焦点を当てた地域交流イベント「みちのく薪びと祭り」を開催しています。
東北各県の中核人材の方々が集い、薪・森林といった地域資源に関する話題・課題を「考える・学ぶ・語り合う」機会を通じて、地域内外のネットワークが更に深まりました。
今年度は、自然豊かな福島県西郷村で開催しました。
熱気あふれる現地の様子を、参加者・主催者の声と共にご報告いたします。
 
みちのく薪びと祭りStage2 in福島西郷
【開催日】2025年11月15日(土)、16日(日)
【会 場】 11月15日: 西郷村文化センター
      11月16日: グランディ白河高原ゴルフクラブ
【参 加】15日69名、16日53名
【主 催】白河高原薪の会、ふくしま薪ネット、(一社)湯本森・里研究所、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)
【共 催】中国地方環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)
【後 援】福島県県南農林事務所、西郷村、西郷村教育委員会
【協 力】地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
 
実施目的・ねらい
薪をエネルギーとして活用し、地域資源や人、経済の地域循環に取り組む関係者が相互に学び合い、交流する機会を通じ、活動の活性化を図ることを目的としています。
今年度は、開催地となる福島県の薪や森林の状況を学びながら、薪ネットワークを広げられる機会として、地元で長らく活躍されている白河高原薪の会様、ふくしま薪ネット様(一社)、
湯本森・里研究所様を主催にお招きし開催しました。
 
◆プログラム:内容◆
<<11月15日(土)>>
【開会・開会挨拶】
 1,福島県 西郷村教育委員会教育長 秋山充司氏
 2,環境省 東北地方環境事務所
 
【活動紹介】
 白河高原薪の会代表 大橋善博氏
 
【講演】 ◇基調講演  「福島県の森林状況」
 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
 安全・核セキュリティ統括本部 本部長代理 植頭康裕氏
 
【話題提供】 
◇話題提供-1  「森林モニタリングについて −放射線の測定体験−」
 特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま 総括責任者 小又智輝氏
 
◇話題提供-2 福島県内活動団体 7団体
 (1) 白河高原薪の会
 (2) ふくしま薪ネット
 (3) 一般社団法人湯本森・里研究所
 (4) 福島県鮫川村
 (5)  一般社団法人ライトスタッフ
 (6) ふくしま家づくりネットワーク
 (7) 中嶋竜一氏(個人)
 
【トークセッション】
 ■お題1:後継者・担い手不足/薪の確保 
 ■お題2:福島の森林課題(震災事故を経て)
 ◇ファシリテーター:GEOC 江口健介氏
 
【講評】
 登別市観光交流センター 副センター長・学芸員 白川勝信氏
 
1日目は西郷村文化センターを会場に開催しました。東北各地で地域資源を活かした地域循環に取り組む参加者が集い、現状・課題・発見などを共有し学び合うことを目的に、
基調講演・話題提供・トークセッションなど多様なプログラムを展開しました。
特にトークセッションでは、参加者の共通のテーマである「東北の豊かな自然環境と地域資源を誇りに思い、未来につなげたい」という想いを軸に議論が交わされました。
困難な状況を乗り越えながら継続されてきた各取り組みに対する敬意が示され、参加者同士が学び合い、励まし合う、大変熱量の高い対話の場となりました。
 
■参加者感想
・地域を豊かにする薪ビジネス展開方法や薪使用後の灰処分方法などの身近な課題まで、各参加者が持ち寄った知恵や研究結果を共有しあえる場なので、非常に良い刺激をもらえました。(60代男性、自営業)
・薪ストーブを持っているが薪の取得先に困っている需要者が顧客におり、供給可能な方との連携体制が課題と感じていたので、循環システム構築の手始めに参加者との関係性を築くことができて嬉しかった。(30代女性、建築士)
・実際に他の参加者と話してみると、土地は違えど、担い手問題等の似たような課題下で試行錯誤してる方が多く、ヒントを得られることもあったし何よりも励まされる想いがしました!(50代男性、林業従事者)
・荒れた野山の手入れを通してクマ出没問題を解決できると他の参加者から聞き、思わずして自地域でも置き換えられる別課題のヒントを得られました。(40代男性、地方公務員)   
 
 
 
<<11月16日(日)>>
【エクスカーション】 ※第8回ゴルフ場 森の教室と連動開催
 ◇記念植樹
 ◇講演(森の案内人のお話)
 ◇樹木・草木観察会 
  福島県もりの案内人/国立那須甲子青少年の家研修指導員/赤面山を緑にする会 金澤 隆夫氏
 ◇薪割り体験会(斧薪割り・キンドリングクラッカー薪小割り・ノコギリ小丸太切り)
 ◇自由散策・軽食のご提供 
 
2日目のエクスカーションは、爽やかな秋晴れのもと、豊かな自然を大満喫できるグランディ那須白河ゴルフクラブにて開催しました。
今回は地域との連携を深めるため、2017年から継続し地元小中学生を中心にお馴染みのイベントとなっている、白河高原薪の会主催「第8回ゴルフ場 森の教室」と連動企画として実施しました。
この連携により、本事業の参加者と地域住民の皆様との間に活発な交流が生まれ、会場には終始、笑顔と笑い声があふれる、大変賑やかで温かいひと時となりました。
 
プログラムは記念植樹で幕を開けました。参加者は白河の自然を見て触れて学び、自ら薪を割り、薪で焼いた食材を食す体験をしました。この一連の実体験を通じて、
「森を育てて使う」という資源循環の大切な営みを深く理解し、未来へ循環を「受け継ぐ」意識を醸成する実体験型プログラムとなりました。
 
主催者のふくしま薪ネット渡辺氏曰く、「楽しいイベントを通じて(騙されて)続けてくれる子ども達が出てくるかもしれない」という1日目議論内容を体現するような教室と表現しており、
未来への可能性溢れる時間となりました。
 
 
■参加者感想
・兄弟で毎年参加しているので、自分達が去年植えた苗が大きくなっているのを見つけられて嬉しかったです!今日植えた苗も来年見つけたいです。(10代・男性)
・近所に自然があるのは知っているけれども、家族で自然体験に出かける機会はなかなか作れないので、近所のお友達と一緒に参加できるような森の教室を定期開催してくれるのはありがたいです。(30代・女性)
・学校教育では切る・燃やすという体験は怪我等のリスクから「やってはいけない」と敬遠されがち。でも本来は、燃料を自分で作る体験や達成感は子ども時代から刷り込むことが教育的観点からも重要だと思う。
  みんな最初は怖がりながらも挑戦してくれて、サポート側をしながら希望をもらった気がします。(50代・男性)
・この教室でうまい棒を炙るレシピを子どもと学び、家族でデイキャンプに行った際に真似しました。自然の中でパチパチという火の音を聞きながら過ごす休日は癒されますよね!(40代・男性)
・おうちはI Hだから前は火傷しそうで怖いなって思ってたけど、美味しく焼けると怖くなくなるよ!(9歳・女性)