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活動のご報告

活動のご報告

<催事参加>年に2日間だけの里山カフェ@鳴子温泉郷/2015.6.7

2015.06.08 15:24

 <里山とまちをむすぶ>をテーマに、9種の泉質を持つ類稀な鳴子の温泉+地域食材を使用した里山料理、あるいは農業や自然体験を組み合わせたプログラムを開催している「さとのわ」。
 2012年度環境省事業『環境NPO等ビジネスモデル策定事業』に採択されたプロジェクトです。
 温泉宿や古民家を会場に、年2日間だけオープンする特別企画「里山カフェ」が今年も開かれました。
 
日時:2015年6月6日(土)、7日(日)11:30~17:00
会場:鳴子温泉郷・尿前(としまえ)地区の旧家「大家(おおいえ)」
主催:さとのわ

 鳴子の各地で地元の食材を使ったおやつと飲みものでほっこり、のんびりしていただくことを提案している「里山カフェ」。これまでも川渡地区、中山平地区、鬼首地区と鳴子の各地で開催してきましたが、今回は築150年の古民家が会場です。家の周囲をぐるりと水路が流れていました。
 
 
 ふすまを開け放した約30畳の和室と、囲炉裏の残る板間。
 古民家ならではの高い天井に年季の入ったちゃぶ台。
 窓の外には初夏の緑。
 時間を忘れてゆっくりできる、里山ならではのぜいたくな空間も「里山カフェ」の魅力です。
 
 
 地元素材をふんだんに使ったこだわりのメニューにもぜひ注目していただきたい。里山カフェでは毎回、旬の地元素材を使ったスイーツを提供しています。
 今回はパウンドケーキとチーズケーキの2種類が登場しました。「干し柿とくるみのパウンドケーキ」は、鳴子の干し柿をブランデーに漬けて、香ばしいくるみとともに生地に練りんで焼き上げたもの。「小豆と伊達の旨塩のチーズケーキ」は、コクのあるチーズケーキの底に甘く煮た鳴子産の小豆をたっぷり敷き詰めてあります。石巻で昔ながらの釜炊きで作られている「伊達の旨塩」を味のアクセントに加えて、甘さ控えめなさっぱり系スイーツに。
 そしてドリンクには、古代米のチャイ、鳴子のブルーベリーと仙台イチゴをブレンドしたベリー紅茶など、これまた地元素材のドリンク6種類が用意されていました。
 
 
 
 地域の協力の輪が広がっていること、そして訪れたお客様がのんびりまったり過ごしている様子が印象的でした。
 初夏の緑と涼やかな風の気持ち良いこと、田植えを眺めながら川の水音とカエルの鳴き声を聞く時間の贅沢なこと。たまにはPCやスマホを手放して、時計を気にせずくつろぐ時間は大切ですね。
 
 里山の季節と文化、そして鳴子の地域の方との交流がほっこり心温まる里山時間を提案するさとのわ。
 これからも応援していきたいと思います。
 
 「さとのわ」が企画する催事情報等はfacebookでご確認いただけます。
 また、プロジェクトの背景や経緯は、EPO東北が発行した「環境ソーシャルビジネス事例集 地域を輝かせるMade in TOHOKU」に掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。
→冊子をご希望の方はEPO東北事務局までお問い合わせください(無料配布)。
 仙台在住の方>「ろっけんパーク」でも配布しています。
→冊子PDFデータは2015年7月に掲載予定です。
(report/Suzuki)