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活動のご報告

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<EPO東北>3.11あの時ヒアリング実施中in釜石/2015.7.9-10

2015.07.14 16:13

 東日本大震災後からEPO東北が取り組んできた、現地の様子や支援活動等の取り組みの記録を伝える「3.11あの時」。
 2015年度版のヒアリングが始動しています。
 今月は釜石へ出かけてきましたので、現在の町の様子をご紹介します。
 
 岩手県釜石市は、大津波による甚大な被害を受けた町です。
 沿岸域は工事の真っ最中で、工事中な道路に翻弄されつつ。
 その途中に現れた仮設のコンビニは、工事関係者向けなのでしょうね、時間限定での営業をしていました。
 
 
 ホテルに宿泊中の午前3時半頃、岩手県北部で震度5弱を観測した地震が発生しました。その揺れに驚きながら、 翌朝は津波避難場所に上ってみました。
 階段には曲がったままの手すり。すぐ隣の市役所には東日本大震災による大津波がどこまできたのかを示す看板。
 避難場所から見える一体は、当時は波にのまれた場所です。
 被害の大きさを改めて感じる場所でした。
 
 
 ヒアリングを振り返り、今回の釜石の旅で印象的だったのは、「地域の人々が笑顔になるように」と全国から集まったボランティアの皆さんによるあたたかな支援の一端に触れることができたことです。
 
 夢が叶うよう、希望が叶うよう、「叶」の文字に配置された石。
 「子どもたちがね、今でもたまに鐘を鳴らして何かお願いごとをしたり、心の中で誰かとお話しているみたいなんだ」という「希望の鐘」。
 ボランティアの人が集まってきて作ってくれたのだという施設も拝見させていただきました。
 
 
  「釜石の魅力は人だね」と異口同音に、かつ明快に仰っていたことも印象に残っています。
 今回お邪魔させていただいた3団体のレポートは今夏にWeb掲載予定です。
 少しずつヒアリングを進めて参りますので、随時その時々の様子もご報告したいと思います。
(report/Suzuki)