東北の環境パートナーシップを応援します。

活動のご報告

活動のご報告

<催事参加>能代市二ツ井町梅内地区「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」の取組/2015.6.25

2015.07.17 14:20

 秋田県能代市二ツ井町梅内聚落(しゅうらく)の「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」(代表 梅内区長 藤田孝一)では、「軽トラとチェーンソーで晩酌代を」というスローガンを掲げて、平成24年から地区内の豊富な森林で伐採される間伐材の有効活用に取り組んでいます。これまで、バイオマス発電所などに材を出荷し収益を地域通貨で地域内へ還元したり、地元小学校と連携して植樹活動などの体験学習を行ったりしています。
 6月25日、枝打ち体験が実施され、二ツ井小学校の3年生児童が参加しました。活動を見学させていただいたので様子をご報告します。
 
日時:2015年6月25日(木)午前中
場所:秋田県能代市二ツ井町梅内
主催:二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト実行委員会
 
 手順や注意事項などの説明の後、子どもたちはグループに分かれて活動を開始しました。はじめに、ブルーシートに寝そべって、静かに観察タイム。どのような森なのか、自分の思ったことや感じたことを記録していきます。「風がきもちいい~」「まぶしい~」の声とともに、「明るく感じた」「自然がたくさんだと感じた」という感想が出てきました。
 次は自分たちのグループが担当したエリアに、どのような植物があるのか、また何本の木が生えているのか調べていきます。植物の名前は分からなくても、葉っぱを見比べて白いシートに並べてみました。たくさん並んだ葉っぱを見て「たくさんある!」と驚いた様子です。続いて、別な林に移動しました。
 移動した林でも、まずはブルーシートに寝そべって、森の様子を観察します。さっきの林よりもこちらの方が「少しこわい」という感想もありましたが、少し動いた後の木陰はなんだか涼しくて気持ちよさそうです。その後は、地域の方にノコギリの使い方を教えてもらい、枝打ち体験を行いました。最初は恐る恐るノコギリをひいていた子どもたちもだんだんと慣れてきて、地域の方に「お!将来、有望だな!」などと褒められると、照れくさそうにしながらも楽しそうです。
 最後に、チェーンソーによる伐倒の様子を見学。木が倒れた瞬間、「おお~!!」子どもたちの歓声が響きました。伐倒した材はその場で鍋敷きのような厚さにカットし、子どもたちにプレゼントされたのですが、受け取ると一生懸命に年輪を数えてとても嬉しそうでした。
 二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトは、今後は薪の販売にも力を入れていくそうなので、また見学に伺った際は、ご報告したいと思います。
 
(report/Oyamada)