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活動のご報告

活動のご報告

<催事協力>GreenGiftプロジェクト(青森県)第4回白神山地野遊楽校/2015.8.29

2015.09.10 10:30

 東北の身近な世界自然遺産・白神山地。今年もGreenGiftプロジェクト※が青森県で実施されました。
 第4回の自然体験プログラムは白神山地野遊楽校「水のみなもとを旅しよう」。当日の様子をご紹介します。
 
日時:2015年8月29日(土)13:00~16:00
開催場所:津軽ダム建設現場~暗門川
主催:NPO法人ECOリパブリック白神
共催:日本NPOセンター
協力:弘前大学白神自然環境研究所、有限会社ヒーリングエコツアーPROガイド エコ・遊、一般財団法人白神山地財団、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)
協賛:東京海上日動火災保険株式会社
後援:環境省、弘前市、西目屋村、陸奥新報社、東奥日報社、一般財団法人ブナの里白神公社(順不同)
 
 少し蒸し暑いようなお天気の中、集合場所から建設中の津軽ダムまでバスで移動。
 移動中も大事な学びの時間です。ガイドの土岐先生や弘前大学白神自然環境研究所の檜垣先生から、白神山地の標高やブナ原生林についてお話を伺いました。
 津軽ダムの見学では、人の生活に欠かせない水を蓄えるダムの役割について学びました。子ども達にはちょっとだけ難しくて、お父さんやお母さんたちの方が興味津々だったかもしれません。ダムのマニアの間では有名らしい「ダムカード」というものが発行されているそうです。おもて面はダムの写真、うら面はダムの形式や貯水池の容量・ダムを建設したときの技術、といった情報が載っています。
 昭和35年に完成した堤高58mの目屋ダムは、津軽ダムが完成の後ダム湖の中に沈み、役割を終えることとなります。今回のプログラムで見た景色は今だけのものだそう。また、ダムカードも手に入らなくなってしまいます。津軽ダムは平成28年度完成予定で、完成すれば堤高97.2mです。
 その後、ダムの水がどこから来ているのか探るため、暗門川に移動。そして待ちに待った川遊び!弘前大学白神自然環境研究所の先生や昆虫・岩石の先生と一緒に、水辺の生き物や岩石の観察を行いました。最初は緊張していたのか、そろりそろりと川の中へ入って行った子ども達。時間が経つにつれてだんだんと積極的に生き物を探しはじめました。「何の生きもの?」と先生たちやお父さん、お母さんに質問をしている様子も見られました。
 このプログラムは全4回の予定で実施し、今年度は終了しました。
 
■参照URL ECOリパブリック白神(外部リンク)
■参照URL「GreenGift」プロジェクト~国内環境保護活動~(外部リンク)
 
※「GreenGift」プロジェクト…東京海上日動火災保険株式会社が、ご契約時にお客様に「ご契約のしおり(約款)」等をホームページで閲覧する方法を選択いただくことにより、削減した紙資源の使用量策減額の一部で環境保護活動をサポートするものです。2013年より各地域の環境NPOと協力して、主に子どもたちとそのご家族を対象とした環境保護に関する体験活動を行います。環境保護に関する体験活動を通じて、子どもたちが身近なところから環境について考えるきっかけを持つことによって、持続可能な社会が実現することを目指しています。
 
(report/Oyamada)