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活動のご報告

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<EPO東北>3.11あの時ヒアリング 岩手県陸前高田市踏査/2015.10.30-31

2015.11.26 14:50

EPO東北は東日本大震災後から現地の様子や支援活動等の取組を記録し、全国に発信するべく「3.11あの時」と題し、東北各地へ赴きヒアリングを行ってきました。
10月の終わりに岩手県陸前高田市へ行きましたので、現在の町の様子をご報告します。
 
 
岩手県内陸の方から陸前高田市に入るには山越えを必要とします。
ちょうど紅葉の時期で山が赤黄に染まりとても綺麗でした。この山道を1時間近く運転する必要があります。宮城県からは気仙沼を通り、海沿いから入る方法もあるのですが、震災直後は道路が寸断され、陸前高田市に入るのが困難な日が長く続いたと聞いています。
 
 
 
陸前高田市は海沿いの町のため、東日本大震災が引き起こした大津波によって市役所庁舎を含む中心部が壊滅、市の全世帯のうち7割以上が被害を受けました。市役所は移転を余儀なくされ、現在もプレハブです。
陸前高田市役所の近くに陸前高田駅ができていました。現在も電車の線路が復旧していないため、JRが臨時のバスを運行しています。この駅はそのバスが止まる場所です。
 
 
 
今回は広田半島にある長洞地区にもヒアリングに伺いました。海沿いの道路は舗装されてなく、砂利道の場所もありました。
 
 
 
 
 
東日本大震災の津波に耐え、立ったまま残っている「奇跡の一本松」も見に行きました。
「奇跡の一本松」周辺には「東日本大震災追悼施設」や「陸前高田復興まちづくり情報館」が建っています。こちらに関しては別のレポートにまとめてありますので、そちらをご覧ください。(<被災地情報>岩手県陸前高田の様子/2015.5.18(ページ内リンク))他にも津波到達地点が書かれた看板や震災当時のまま残されている建物、流された松の木などを見ることができました。
 
 
ちょうど伺った際、地域住民の皆さんが道路沿いに花を植えていました。楽しそうに活動している様子と色とりどりの花に私はとても心が癒されました。
 
 
陸前高田の方々の話はどれも、元々ある地域のネットワークを活かし、地域のために活動するものばかりでした。今回ヒアリングさせていただいた3団体のレポートは今冬にWeb掲載予定です。多く方に読んでいただければ幸いです。
 
 
(report Nasuno)