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活動のご報告

活動のご報告

<活動協力>CEEA主催「コタキナバル市におけるごみ管理システムの改善」プロジェクト Vol.1/2016.1.5-14

2016.01.12 16:00

一般社団法人あきた地球環境会議(CEEA)が主催する【コタキナバル市におけるごみ管理システムの改善】プロジェクトがスタートしました。
この事業は、マレーシア共和国サバ州コタキナバル市にて、秋田市のごみ分別回収システムのノウハウを参考としたシステム導入と、職員研修やモデル事業を通して、コタキナバル市のごみ分別回収システムガイドライン策定を目指します。
秋田市環境部をはじめコタキナバル市環境局、NGO等が協働で進めていきます。
 
マレーシアでの初日(1/6)はコタキナバル市役所職員の皆さんとベースライン調査へ。
コタキナバル市が管理するカユマダンごみ処理場では、1日に約170台分のゴミが運び込まれ、スカベンジャー〔ゴミ分別で生計を立てる人達〕が資源ゴミを仕訳しながら埋立処理がされています。ここでの問題は、ゴミを埋め立てる場所が少なくなってきていること。本事業への期待が高まっています。
スカベンジャーは貧困層が担っており、環境問題と貧困問題の複雑さが垣間見えました。
 
マレーシアでの2日目(1/7)は首都のクアラルンプールへ。
ここではマレーシア連邦政府地方自治住宅省へベースライン調査の為に訪れました。
マレーシアでは、これまで各自治体がそれぞれの手法でゴミ回収をしていましたが、昨年から連邦政府が一括で担当することになりゴミ分別収集を開始されています。しかし罰則などはこれがであり、現在は普及啓発活動が積極的に進められています。
 
一般社団法人あきた地球環境会議(CEEA)が主催する【コタキナバル市におけるごみ管理システムの改善】プロジェクトでは、マレーシア共和国サバ州コタキナバル市における家庭ごみの分別・回収システムの構築に向けてガイドラインの策定を掲げ、「コタキナバル市ごみ分別・回収ガイドライン策定委員会」を設置し、検討を進めています。策定委員会の委員として、EPO東北スタッフが参画しております。
 
(report Inoue)