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活動のご報告

活動のご報告

<活動協力>CEEA主催「コタキナバル市におけるごみ管理システムの改善」プロジェクト Vol.2/2016.1.5-14

2016.01.14 11:00

クアラルンプールのベースライン調査(1/8)
昨年からマレーシア連邦政府がゴミ回収を管轄するに伴い、連邦政府から委託を受けマレーシア本島部中部地域でのゴミ回収を引き受けているAlamflora社を訪問。約320万人の顧客サービスを行っており、顧客からの問い合わせや苦情受付も徹底されています。

Alamflora社ゴミ処分場訪問。(1/8)
24時間体制で稼働しており、1日に2400tの処理能力を有しています。
この処分場では秋田大学や宮崎大学に留学経験があるスタッフもおり、日本で学んだ経験がマレーシアで活かされています。
 
コタキナバルの環境施設ベースライン調査(1/9)
サバ州立LOK KAWI WILDLIFE PARK 訪問。
この施設はサバ州が管理する動物園であり、ボルネオ島に生息する動物が主に飼育されています。また環境啓発の性質を強く有しています。
Palmプランテーションの拡大に伴い、住むところを奪われ生息数が激減しているオラウータンやボルネオ象なども飼育されており、リハビリテーションの側面も持つようです。
日本でもパーム油を使用した商品が数多く存在します。
日本から遠く離れたボルネオ島で起こっている環境破壊は、我々も無関係でない事を認識する必要があると考えます。
 
コタキナバル市役所にて、「第1回コタキナバル市ごみ分別・回収ガイドライン策定委員会」開催。(1/11)
秋田のゴミに関する歴史やノウハウを参考に、コタキナバル市でのゴミ分別・回収の手法が議論されました。しかし文化や習慣の違いから秋田のやり方をそのまま導入することは難しく、コタキナバル市の文化に合った手法が重要になりそうです。
 
一般社団法人あきた地球環境会議(CEEA)が主催する【コタキナバル市におけるごみ管理システムの改善】プロジェクトでは、マレーシア共和国サバ州コタキナバル市における家庭ごみの分別・回収システムの構築に向けてガイドラインの策定を掲げ、「コタキナバル市ごみ分別・回収ガイドライン策定委員会」を設置し、検討を進めています。策定委員会の委員として、EPO東北スタッフが参画しております。
 
(report Inoue)