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活動のご報告

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<EPO東北>EPO中部インターン2日目 生態系区分で進めるESD

2014.12.02 16:52

 今日も朝から名古屋国際会議場へ向かい、午前中は「国連ESDの10年」最終年会合の併催セミナーに参加しました。併催セミナーの会場には電子パットが設置されていたのですが、なんとその場でアンケートがとれるすぐれもの!主催者が出す質問に対して、該当する答えが書かれている番号と同じボタンを押すと、大きなスクリーンにアンケート結果が表示されます。私が参加したセミナーではアイスブレイクも兼ねてESDに対する認知度などのアンケートをとっていました。
 
 
 この日、私が参加した併催セミナーは中部ESD運営協議会が主催する「生命地域・流域圏で進めるESD」です。中部ESD拠点会議は愛知・岐阜・三重のESDを推進するためのネットワーク拠点で、地域の持続可能な発展を妨げる自然・経済・社会の課題を明らかにし、解決に向けた人材を育成するための取組を行っています。「行政区分よりも生態系区分の方がはるかに多くの課題を適切に解決できる」という考えのもと、愛知・岐阜・三重にある伊勢・三河湾流域圏にてESDを展開しています。このセミナーでは生命地域(バイオリジョン)を地域単位としてESDを進めている事例を紹介していただきました。
 事例紹介後、事例発表者とコメンテーター、参加者でこれまでの発表とこれからのESDについて意見交換を行いました。愛知県にはユネスコスクールが約120校あります。「地域やNPOと学校はつながるべき」「ユネスコスクールと中部ESD拠点がゆるやかなコンソーシアムを組んでいけたら良い」という意見が出ました。
教育を行う学校と地域の環境活動を行う団体が協力してESDを進める動きが広まれば良いと思います。行政区分で分かれていても生態系区分では一緒の地域にいる学校同士が交流するのも面白いかもしれませんね。
   
 
 午後はブース展示のお手伝いをしつつ、合間を縫って、他の展示ブースを見学してきました。展示ブースは入場手続きをしなくても入れる場所なので、一般市民向けにつくられています。ESDや自分たちの活動をアピールするために皆さん趣向を凝らした展示を行っていました。例えば、ESDおみくじ(ラッキーアイテムがエコバックなどESDに関する言葉はちらほら)や亀のパズル(ピースを組み合わせて3種類の亀を完成させるもの)、世界に1つだけの風呂敷作り(作ったあとは風呂敷の使い方まで教えてもらいました!)など…。参加を促す仕掛けに私自身楽しく学べましたし、展示ブース作りの勉強にもなりました。
 
 
 
 
 
 
(report/Nasuno)