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活動のご報告

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<EPO東北>EPO中部インターン5日目 ESD取組実践校へ

2014.12.03 10:37

 これまでの4日間は名古屋国際会議場で活動していましたが、最終日は打って変わって美しい紅葉に囲まれた自然豊かな場所にある名張市立薦原小学校に行ってきました。名張市立薦原小学校は平成25・26年度名張市教育委員会指定学校教育研究推進校としてESDを取り入れた授業を研究・実践している学校です。EPO中部はこの研究に対して講師として助言を行っています。今回はこれまでの研究成果を名張市の教職員に発表するとのことで、私も同行させていただきました。
 
 まずは、ESDを取り入れた授業を見学しました。名張市立薦原小学校は今年度、自分たちの身近な人や自然との関わりを軸とし、ESD視点を取り入れた授業の開発を行ってきました。
 
 小学1年生の昔遊びを学ぶ授業は、地域の方が忍者に扮し技を教えてくれます。子どもたちは教わった技のコツを「秘伝の書」に書いて皆に紹介します。皆が技を習得すると「免許皆伝の印」がもらえます。
 
 小学6年生の授業では個人の考えをグループでまとめ、発表し、他の生徒からコメントをもらうまでをたった45分で行っていました。どの学年の生徒も皆の話をしっかり聞き、自分の気持ちを伝えることができており、生き生きと授業に参加している様子が印象的でした。
 
 授業の見学後は、名張市立薦原小学校の森恭一教諭から研究の全体像を、新海氏より学校現場でESD視点を取り入れた授業を行うために必要なことについてお話いただいきました。
 
 今回の研究発表会をきっかけに、名張市の学校にESD視点を取り入れた授業が広まっていけば良いと思いました。薦原小学校にはこれからも、地域を巻き込んだ楽しい授業をつくっていってほしいです。
 
 「国連ESDの10年」最終年会合に始まり、最後はESDの実践現場も見ることができ、EPO中部の役割や中部地方のESD取組などたくさんの事を学べたインターンでした。今回の学びを東北でも活かしていきたいと思います。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
(report/Nasuno)