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活動のご報告

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<EPO東北>宮城大学で講義 地域の事例紹介/2016.6.22-7.27

2016.07.29 16:08

 宮城大学 事業構想学部 事業計画学科では、前期の授業に「環境政策論」があります。この講義は外部講師が事例を紹介します。EPO東北は一昨年からお声がけいただき、前期のうち何コマかを担当させていただいております。
 昨年は5コマを担当させていただきましたが、今年は2コマ連続の4日間、合計8コマを担当させていただきました。
 
日時:2016年6月22日、7月6日、20日、27日 (水曜日)5限14:30~16:00、6限16:10~17:40
場所:宮城大学 大和キャンパス
 
(1)EPO東北概要と環境政策の歴史
(2)ファッションと環境課題
(3)持続可能な開発のための教育
(4)東北の「持続可能な社会」を考える
(5)東日本大震災から考える東北の課題
(6)環境ソーシャルビジネスと社会的企業
(7)市民発・協働の環境配慮型まちづくり
(8)環境政策と協働の環境ソーシャルビジネス
 
 EPO東北の組織紹介から始まり、国際的な環境政策の歴史、環境活動の変遷、そして東北各地のさまざまな事例をお話させていただきました。講義の登録者は45名と昨年からさらに増えました。
 講義は前半40~60分程度がEPO東北からの事例紹介として、政策や制度的な話題と具体事例をお話しました。後半は印象に残った点や疑問点を5~6人のグループを話し合い、出た意見をグループごとに発表してもらうグループワークを実施。コメントごとに質問への回答や補足情報を追加でお話しし、1コマの講義を終了します。
 
 
 初回の講義では、グループ内で出た意見のキーワードをレポート用紙1枚に1つ書いてもらい、ホワイトボードに掲示しながら発表してもらったのですが、学生から「紙がもったいない。ホワイトボードに書くようにしてはどうか」と提案がありました。初回の講義で進め方を理解してくれた学生の皆さんの協力により、2回目以降の講義では「書く人」と「発表する人」の2名1組で前に出てきてもらい、発表する形式になりました。
 
 8回の講義を通して、最後にこんなコメントをいただきました。
 
『グループワークなんて面倒だなと思っていましたが、実際やってみると学んだことを言葉にすることや、自分の意見を言うことでより理解が深まりますし、いろいろな人とコミュニケーションがとれて楽しかったです。』

『前回は行政からの視点だったが、先生の担当分はより地域に密着、より現場での活動・取組であったので、自分のこととして考えやすかったし参加したい取組が全体として多くあった。』

『具体的な事例が多く、聞いていて楽しかったです。』

『毎回新しい発見のある授業で非常に面白かった。』

『講義内容が毎回わかりやすく面白いトピックばかりでした。』
 
 どんな切り口なら皆が興味を示してくれるだろうか、身近な問題だととらえてくれるだろうかを考えながら実施した講義でしたが、具体的な事例を通してさまざまな発見や学びが得られたようです。最初のグループワークでは「何をやらされるのか」と不安顔だった学生たちも、意見交換をすること、発表することにどんどん慣れていく変化、そして講義毎にびっしりと書いてくれるレポートを楽しみに、楽しく通わせていただきました。
(report/Suzuki)