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活動のご報告

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<被災地情報>宮城県南三陸町・岩手県宮古市田老の様子/2013.6.18

2013.06.21 00:00

震災発生から2年3ヶ月あまりが経過した6月18日(火)に宮城県南三陸町と岩手県宮古市田老を訪れました。

職員が自らの危険も顧みずに町民に避難を呼びかけたことで知られる宮城県南三陸町の防災対策庁舎。瓦礫が片付けられ、更地となった場所に防災対策庁舎はいまも残されています。津波によって職員らが犠牲となった場所であり、いまでもこの防災対策庁舎を震災遺構とするか、解体するかは決まっていません。町民の間でも意見はさまざまなようです。わたしたちが訪れた時も手を合わせている人々は絶えませんでした。

次に訪れたのは岩手県田宮古市老町です。ここには世界的にも珍しいX型の二重の防潮堤があり、この長大な防潮堤は「万里の長城」とも呼ばれ、旧田老町は防災の町としても有名でしたが、大震災で新しい部分が倒壊しました。見上げるほどの高さの防潮堤を超える津波が来るとは、誰しもが思わなかったのでしょう。壊れてしまった防潮堤は、現在も津波のその凄まじさを物語っています。

(2013/6/21 Report/Oyamada)