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活動のご報告

活動のご報告

<EPO東北>地域循環共生圏ESG金融フォーラムを開催しました。

2021.02.18 16:10

環境省では地域にある資源に着目し、農産漁村と都市を活かしあう関係性を創造する「地域循環共生圏」という考え方を提唱し、SDGsを達成するためのアプローチとして位置付けています。地域循環共生圏を地域で展開する上で欠かせない金融機関の役割を踏まえて、実践的な方策について共有する「地域循環共生圏ESG金融フォーラム」を開催しました。
 
日時:令和2年12月3日 13:00~18:00            
会場:アートホテル盛岡 3階 鳳凰の間 ※オンライン同時配信
参加:来場者 77名
   オンライン参加 220名
主催:東北環境パートナーシップオフィス、環境省東北地方環境事務所
 
特定非営利活動法人環境パートナーシップいわて
 
共催:岩手県温暖化防止活動推進センター
協力:近江商人末裔会、いわてSDGsカフェ実行委員会、
サスティナビリティ・フォーラム実行委員会
 
後援:東北財務局、岩手県、(一社)岩手経済同友会、
(一社)岩手県産業資源循環協会、岩手県中小企業家同友会、
岩手県環境保全連絡協議会、岩手大学、岩手県立大学、
富士大学岩手銀行、北日本銀行、東北銀行、盛岡信用金庫    
 
 
 
 
内容:
(1) 開会あいさつ
   中山隆治氏(東北地方環境事務所 所長)
 
(2) 基調講演「コロナ時代のサステナブル経営と地域戦略」
   吉高まり氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング゙(株)
   経営企画部副部)
 
 
 
新型コロナウイルスの影響で停滞した社会を、気候変動を抑え、生態系を守りながらより良い世界に変える「グリーン・リカバリー」についてや、環境に配慮した経済政策についての世界の動向、国内でのESG投資への関心の高まりについてお話いただきました。
 
(3) 国内先進事例「近江商人のESG地域金融」
   嶋崎良伸氏(滋賀銀行 総合企画部 サステナブル戦略室長)
 
  滋賀銀行が行っている、社会と環境の問題解決を起点としたビジネスの創出サポート、世界情勢に合わせて環境経営からサステナブル経営へ移行し経済戦略の中で中期的ビジョンを策定したことについてご紹介いただきました。
 
 
(4) 連携先進事例「地域循環共生圏 四国地域ブロック会議について」
        常川真由美氏(オンライン講演)
   
  四国全体を巻き込んだ「ローカルSDGs四国(LS四国)」立ち上げの経緯と、今後は企業、団体、行政、学校が連携できる場づくりを目指していることをご紹介いただきました。
 
 
(5) ショートプレゼンテーション
1) ファシリテーター
平田裕之氏((一社)コクリエーションデザイン 代表理事)
登壇者
​・ 高橋郁恵氏(東北財務局)              
松沢卓生氏(株式会社浄法寺漆産業)                
境悠作氏(FROM NIPPON)
松沢卓生氏(株式会社浄法寺漆産業)
神脇隼人氏(釜石ローカルベンチャー/合同会社sofo)
大関一陽氏(株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ)
山崎智樹氏(SoRaStars株式会社/ドリームシードプロジェクト)
赤澤徳俊氏、渋谷晃太郎氏、丸尾美由紀氏(北東北SDGsファシリテーターネットワーク)
 
 スライド20枚を使用し、1枚あたり20秒で自動的に切り替わる「PechaKucha(ぺちゃくちゃ)」という手法によるショートプレゼンテーションを行いました。SDGsの取り組みや地域循環共生圏に関心のある方を含め、ローカルベンチャーやソーシャルビジネスの事業を推進している方など、幅広いジャンルの方々に登壇いただきました。
 
 
 
【参加者の声(アンケートより抜粋)】
 
■基調講演
・まさに知りたい情報でした。最後の「自分事」が響きました。
・世界・日本・地方のESG投資、脱炭素、SDGsの取組や複数のステークホルダーの連携の現状を理解できた。
・ESGの基礎的な知見から世界のお金の流れが学べて大変勉強になった。ベンチャーや個人への意識改革へビジネスの関係、まだまだ聞きたいお話ばかりでした。
・新型コロナによって株主至上主義を見直し、ステークホルダー主体へ移行することの重要性に気づかされ、興味深かったです。
・世界の動きから日本のこの半年の激動を熱く語って頂けたのでとても共感できました。
 
■事例紹介
・ESG金融の先を行っている事例にとても刺激をうけました。
・地域循環共生圏や地域創生の考え方について理解が深まるとともに滋賀銀行様の具体的な取り組みを知り参考になった。
・全国の金融機関の中で先進的に進めている滋賀銀行の取り組み、考え方を分かり易く教えて頂けたのが良かったと思います。何よりも一人一人の理解が行動につながる部分を強く感じました。
・うどん圏での取組が素晴らしいと感じました。なるほど、四国EPOでした。
・域内連携の先進事例をご紹介いただきとても参考になりました。
 
■ショートプレゼンテーション
・20枚のスライド20秒ずつというプレゼン、それぞれの方の熱意がとても伝わってきました。
・SDGsを意識した活動が急速に拡大していることが実感できました。
・かたくなりそうな金融テーマにあって、和やかになりとても良かった。内容も参考になりました。
 
■全体
・グローバルな視点からローカルを考えられる場として大変貴重な時間になりました。
・環境と経済と社会のつながりの重要性を勉強させていただきました。
・他地域の事例、県内のプレイヤーなど知れて大変勉強になりました。地域でもこういった機会を設けられるとよいと思いました。